真菰(まこも)とは

「神様の宿る草」真菰

イネ科の大型多年草である真菰は、沼地や川辺などの浅い水辺に群生し、およそ1億年前から姿を変えていない古代原生植物であることが、化石の発見により確認されています。

宇佐神宮などでは御神体であり、出雲大社などでは神事に用いられたりしています。

「古事記」や「日本書紀」、「万葉集」にも登場し、お釈迦様が真菰で編んだむしろに病人を寝かせて治療したという仏話もあります。

「スローフード」真菰

真菰は、菌食であり、黒穂菌に寄生され肥大した新芽(マコモタケ)は食用にされ、古くから薬膳霊薬草として知られていました。

採取された黒穂菌の胞子は、お歯黒や眉墨の顔料として用いられていました。

種子は穀物としてアメリカのネイティブインディアンの人々にワイルドライスの名で遥かな年月を越えて利用されていました。

中華では高級食材として有名な真菰ですが、きんぴら、煮物、炊き込みご飯、パスタなどどんなお料理も引き立てます!

また、葉は、乾燥してお茶にしています。

「デトックス」真菰

真菰には、珪素が多く含有されており、毒出しに大きな役割を果たし、水の腐敗を防ぎます。
近年では、水質浄化や環境浄化への優れた働きがあることが注目を集めています。

まこも風呂に入ると、真菰菌が汚れやアカなどを食べて、アミノ酸に分解してくれるので、 お肌つるつる、お湯は汚れず、体ぽかぽかになります。

「栄養の宝庫」真菰

真菰の葉には、ミネラル、カルシウム、ビタミンなどが豊富に含まれています。
これらの成分が消化を促進し、腸内の善玉菌を増やし、慢性疾患の予防、血糖値や血圧の低下、免疫力強化に有効といわれています。